Radeon HD4850とHardware interrupts 問題

そろそろデュアルモニタもちゃんとDVI-DVIで使おうかなとか、ブルーレイに備えてHDCP対応にするかなとか思いつつ、久々にグラボをポチっと購入してみたら、ものの見事にハマりました(笑)。玄人志向 RH4850-E512HW2/ZAL。新しく出たばかりのモノです。日本語リソースでは解決した事例がネットになかったので、ここに書いておきます。

使用環境

発生した事象

  • ドライバインストール後の再起動に異常に時間がかかる(再起動はできる)
  • 再起動後の起動も異常に時間がかかる。ログインするだけでも異常に重い。
  • 再起動後は一応普通に使用できるが、Hardware interruptのプロセスが常時20%縲鰀30%CPUリソースを使用している。
  • システムイベントログにエラーとして、「IRQARB: ACPI BIOS に PCI スロット 0、ファンクション 1 のデバイスの IRQ が含まれていません。 詳細はシステム ベンダに問い合わせてください。」のログが残る。ソースは「ACPI」。

やってみたこと

  • ベンダのBIOSアップデート、ドライバ類は全て最新(しかし数年前からバージョンは変化していない)
  • BIOSセットアップから、Plug&PlayOSが「OFF」であることを確認。
  • インテルから直接Intel 925X Express + ICH6Rのチップセットドライバを入手してインストール。
  • RadeonからHD4850の最近ドライバを入手してインストール。

ところが、ここまでしても状況は一向に改善されませんでした。となると、どうやらグラボのドライバでも、チップセットでもなく、イベントログに残っているACPI周りが怪しいのではと思い、そのあたりをキーワードにして、海外のサイトを探索しまくってみたら、Sysinternalsのフォーラムの、異なる環境ながら同じような事象の問題を議論していたスレッドで、以下のPOSTを発見しました。

In the device manager there is a device in System devices called Microsoft UAA Bus Driver for High Definition Audio. I disabled it and bam the interupt is gone.
http://forum.sysinternals.com/forum_posts.asp?TID=13733

ほほうと思って、その「Microsoft UAA Bus Driver for High Defenition Audio」のドライバを「無効」にしてみたところ、イッパツで問題が解決しました。再起動後もイベントログにACPIのエラーログが出なくなりました。

自分のマシンではサウンドカードはベンダのドライバが入っているためか、Microsoft UAA Bus Driver for High Definition Audioは使用されていないらしく、今のところ音が出なくなるなどの問題は出ておりません。以下にこのドライバについての解説のようなモノがあります。
4Gamer.net : [特集]Vista買うのはまだ早い!(3)ゲームサウンド編

あんまり詳しくないんですが、結局原因はIRQ周りってことですかね?

あけましておめでとうございます(笑)

というわけで、何だか気がついたら年を越してしまっててびっくりなのです。

昨年末まではコード書いてインプロやっての毎日で、年越しは実家に帰省しましたがあんまり休んだ気がしなくて、そして、年明けからもずーっとコード書いてインプロやっての毎日でした。最近は、仕事の方が密度濃いですね。ずっと作ってたのがおっきく形になってきたので、だいぶ面白くなってきたところです。やはりモノ作りは、形になってきてからが楽しいですね。
このところはほぼ毎日楽しくお仕事をして、夜中前に帰ってくるような日々です。

私のプログラミングは、人から頼まれたり言われたりしてやっている仕事がほとんどで、インプロやり始めた以後の仕事以外の時間においては、プログラムを「書いている」とは言えない程度でしかコーディングをしていないため、ということは自分もいわゆる某所で言われているような「職業プログラマ」なのかなあと思うのです。

ですが、人から言われている仕事ばかりしているから成長しないとか、そういう仕事だと自分では考えないとか、作りたいモノを作っているといろいろ自分で考え悩むからこそ力がつく・・・といったことは全然思いませんですね。

以前に、全員何らかのモノ作りをしている人たちだけで集まった、クリエーター異業種交流のようなものが偶然にあったのですが、そこでとあるデザイナーの方が、「むしろ、依頼された仕事や要求に制約があった方が楽しいし、知恵を絞ることで創造性が発揮される」というようなことを話しているを聞いて、自分も全く同感に思いました。実のところ、創造性って、人から頼まれる仕事とか自分で好きにやる仕事などのように、環境や条件がどうのこうのって訳じゃなくて、創造性そのものを自分自身で発見したり作り出せたりできるかどうかが、その人がモノ作りをできているかどうかの分かれ目になるのじゃないかなあと思います。

人から頼まれた仕事であっても、十分にアイディアを出して、悩んで、工夫して、新しい技をひねり出して、チャレンジして成長することは十分にできますし(当たり前ですよね)、逆に、自分で自由に作りたいモノを作ろうと思ったら、決まった納期がないせいでだらけてしまい、そのうちやる気を失って成長どころじゃない(笑)ということだってあるわけです。

またここでSHELL:MAKURA的な話をすると、例えば、伝統芸能の狂言なんかは、個性や創造性を否定するところが出発点だったりします。舞で手を上げる仕草があった場合、手を上げすぎたら師匠が手の上を叩き、手を下げすぎれば師匠が手の下を叩きます。確実に師匠と全く同じ動きができるようになるまでは、何度も同じ稽古を「言われたとおりに」繰り返さなければならず、そしてそこには個性も独創性は微塵もありません。むしろそういったものは邪魔になります。

ところが、そうして長い間稽古を続けていくとやがて不思議なことが起きます。

全員が師匠に教わった通りに舞台で動き、役を演じているのにもかかわらず、逆に「同じ動きをしているがために」個性がかえって際立ってくるのです。そうして生まれたものは、つまり同じ動きをしていても隠しようのない個性であり、実に揺るぎのない存在感を放ってきます。するとそこに、その人がいるだけで発生する創造性が生まれてきて、誰もその人を否定することができなくなるのです。初めて狂言を見たときに、自分はそのことにいたく感動しました。野村萬斎氏が言うところの「狂言を自分の身体にプログラミングする」ということが、真なる創造性を生み出すためのシステムとして、大昔から現代まで脈々と受け継がれてきているのです。そんな訳で、狂言の世界でお仕事をされている方々は「職業狂言師」だと思いますが、人から言われている仕事をしているだけで、見事に何百年も狂言そのものを進化させ続けていると思うのです。

なんだか話が(SHELL:MAKURA的に(笑))ずれてきていますが、そんなわけで、私自身は今年も職業プログラマとして、言われる仕事の中でたくさん自分で考え、工夫をし、時間の制約の中で悩み抜いて、たくさん濃いモノ作りをしたいと思います。自分の能力で他人に唯一自慢できるのが、「言われてやる仕事を面白くする名人」であることなので、私にとっては、職業プログラマ上等!と言いたいくらいです。

とはいえ、他人に自分の作ったアプリケーションやコードを見せることにもとても興味があるので、今年はそっちもやりたいなあと(笑)。言われる仕事だけでコードを書き続けてきた自分の力が、どれだけなものなのか試してみたいというか。

そんなこんなで、今年もよろしくお願いします(笑)。