ソーシャル・ネットワーク

見てきました。
映画としてどうかはさておき、自分の立ち位置としてはとても面白かったです。

内容は割と予想通りな感じだったけど、どういう経緯でネットワークが成長していったかとか、一部の機能構成の経緯や裏話が(フィクションの中であっても)理解できたのもよかったです。それは、あの妙にシンプルでMixiなんかと比べたら味も素っ気もないデザインとか、また、最初に不思議に思った「交際ステータス」とか。

Facebookのいろんな機能はとてもよくできてると思うのですが、その根っこは以外に純粋な欲求がきっかけなんですね。単純に気になる人に彼氏がいるか知りたいとかホントにそんなような。でも、彼らが凄かったのは単にサイトの作りがそんな風に良かったっていうよりも、自分はやっぱり、「人間関係のAPI化」だと思いました。

最初Facebookのことを知った時には全く気づかなかったのだけど、今にして思えば、人間関係に対してAPIでアクセスしたり検索したり、JOINしたりできるっていう発想はちょっと凄いと思います。なんと言ったって、Facebook Query Language(FQL)なんてもんが普通に公開されているくらいなんですから。これは本当に並じゃありません。これを使ったら、誰と誰がつながりがあるかとか、同一の趣味嗜好の人物のリストとか、そんなようなことをクエリを叩いて簡単に調べることができてしまうのです。Googleにこの発想があったかどうかってことはちょっと興味がありますが、ともあれ、先に作ってソーシャルネットワークを構築したのはFacebookだから、もうそんなことはどうだっていいわけです。

それにしても、アメリカの大学って「クラブ」なんてものがあるんですね。しかも中身も日本じゃ考えられない?くらいに実にマッチョな雰囲気。「harvard.edu」のドメインのメールアドレスにはみんながあこがれるって言うくだりを見て、なるほど徹底した階層構造な社会が学生のうちからあるんだなあって思いました。しかもパーティはあんな酒池肉林・・。全然羨ましく思わなかった自分は、アメリカ社会じゃ生きていけないような気もしましたです。

一番笑ったのはもちろん、チラ見せしかされなかったビルゲイツのくだりですが、確かに時代は確実に流れ去って行ったんだなあと思います。昔はいろんなところで「日本からもビルゲイツを」とか「未来のビルゲイツ」みたいなことが言われていましたけれども。

あとは、とにかく主人公のあの仕事の早さには心をうたれました(笑)。あれだけのスピードで仕事ができたらそりゃあ楽しいですよねえ(笑)。でも、普段の現場全体の作業の流れを振り返ってみると、今一番必要なのはあのスピードと、そしてそれを実現する技術力のような気がします。でないと何だか自分が、今の立ち位置とか、今の技術力とか、今の仕事のしがらみとかにどんどん縛り付けられていくようで・・。

ともあれ、これからいろいろ作ろうとするにあたって、たくさんいい刺激をもらった映画でした。


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